緑茶・煎茶・番茶・ほうじ茶・玉露・抹茶の違いと効能や効果は?

今はコーヒーや紅茶などを飲む人が多くなり、日本茶を飲む機会は少なくなりました。

でも、飲むと「ほっとする~!」という方も多いのではないでしょうか?

そんな日本茶、色々な種類があります。

緑茶や煎茶、番茶やほうじ茶、玉露に抹茶に…とたくさん!

その違いは何かご存じですか?

きっと「へぇー!そうだったんだ!」と思うものもあると思いますよ!

では早速、お茶の種類とその違い、効能などについてお伝え致します。

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日本茶(緑茶)とは?

日本茶とは、日本で作られるお茶の総称であり、緑茶とも言います。

日本茶(緑茶)は、ツバキ科ツバキ属常緑樹の「チャノキ」の葉から作られます。

緑茶は、程よい渋みや苦み、爽やかな香りが特徴的ですね。

日本茶(緑茶)は、葉を摘んだらすぐに「蒸す」「揉む」「乾燥させる」という3つの工程を踏んで作られます。

摘んだらすぐに熱を加えるのには、葉が発酵しないようにする為なので、緑茶は「不発酵茶」となります。

そして、実はこれからご紹介する煎茶・番茶・ほうじ茶・玉露・抹茶は全て、緑茶の種類の一つなんです。

緑茶の効能は?

まず、タンニン(カテキン)による効果として、

  • 抗酸化作用
  • 抗ガン作用
  • 殺菌作用
  • 抗ウイルス作用
  • 抗アレルギー作用
  • 消臭効果
  • 虫歯予防
  • ダイエット効果

次に、カフェインの効果によって、

  • 覚醒作用
  • 利尿作用
  • 疲労回復
  • 解熱鎮痛作用

そして、ビタミンCの効果によって、

  • 抗酸化作用
  • 免疫力向上
  • 風邪予防
  • 美肌効果

が挙げられます。

注目したいのは、ダイエット効果!

タンニンが脂肪の吸収を抑え、カフェインが脂肪燃焼をサポートしてくれます。

また、虫歯や口臭、風邪の予防にも緑茶がいいことは有名ですね!

風邪やインフルエンザの予防として、緑茶を飲むだけではなく、「緑茶でうがい」をするのも効果が期待できるようです。

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煎茶とは?

緑茶の中で一番飲まれているのが煎茶です。

煎茶の煎という字には「煎じる」という意味があります。

もっと詳しく言うと、煎じるとは「お湯で煮だして成分を抽出する」という意味になります。

煎茶の効能は?

緑茶の代表である煎茶の効能は基本的には緑茶と一緒です。

なので、ここではさらに掘り下げた効能の話をしたいと思います。

先ほどの緑茶の効能にも出てきた苦み成分で有名なカテキンはポリフェノールの一種です。

代表的な効能・効果として、血中コレステロールの低下、血圧・血糖値上昇の抑制、生活習慣病の予防効果などが挙げられます。

また、ダイエット効果、シワやシミの予防効果もあるなど、美容にも期待できる効能が多くあります。

また、旨味成分であるアミノ酸の一種「テアニン」は、人間がリラックスしている状態の時に脳が分泌する「α波」を増やす効果があると言われています。

というわけでリラックス効果も期待でき、ほっとしたい時にぴったりの飲み物と言えるんですね。

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番茶とは?

番茶とは、煎茶の低級品のことを言います。

お茶の葉は年に3~4回摘むのですが、その年最初に摘んだ新芽を「新茶」、または「一番茶」と言い、2回目に摘んだ葉を「二番茶」、以降「三番茶」、「四番茶」となります。

その三番茶、四番茶のことを一般的に「番茶」と呼びます

三番茶や四番茶になると、新茶に比べて旨味の元となる「テアニン」という成分が少なくなり、風味が落ちるんですね。

しかし、低級品を番茶と呼ぶようになった以外にも番茶の名前の由来があり、「遅く摘み取ったお茶→晩茶→番茶」となった説や、番には「普段の」という意味があるので、「普段使いのお茶」という意味で番茶と呼ばれるようになった説があります。

番茶の効能は?

番茶は、煎茶と比べると、グルコースの吸収を抑制する「テアサポニン類」や「アッサムサポニン類」という成分が多く含まれ、血糖値の上昇を抑制する効果が番茶の方が優れていると言えます。

番茶は三番茶・四番茶であり、収穫時期が遅い為、旨味成分のテアニン、渋み成分のカテキン、苦み成分のカフェイン、またビタミン類も煎茶に比べて含有量が少なく、効能や効果も劣ります。

ただ、番茶は煎茶と比較して、価格がリーズナブルで、カフェインを気にせず飲めるので、日常的に飲むには適しているというメリットがあります。

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ほうじ茶とは?

茶葉を「蒸して揉んで乾燥させる」、この3つの工程の後に「焙(ほう)じる」という工程を加えたものが「ほうじ茶」です。

「焙じる」とは、「焙煎(ばいせん)する」「炒る」という意味があり、ほうじ茶は茶葉を高温で褐色になるまで焙煎します。

つまり、「緑茶を炒ったものがほうじ茶」なんですね!

ほうじ茶は、その香ばしい香りが特徴で、渋みや苦みが少なく、すっきりとした味わいで親しまれています。

ほうじ茶の効能は?

テアニン・ピラジンによって、リラックス効果。

ビタミンC・ビタミンEによって、抗酸化作用・免疫力向上・風邪予防・美肌効果。

ほうじ茶には、血流を良くし、リラックス効果も期待できる「ピラジン」という香り成分が豊富に含まれています。

煎茶にもピラジンは含まれていますが、茶葉を焙煎する時の熱によってピラジンが増えるので、ほうじ茶にはより多くのピラジンが含まれています。

また、ほうじ茶は緑茶よりカフェインが少ないので、妊婦さんやカフェインを気にする方に選ばれることが多いお茶です。

玉露とは?

緑茶の中で最高ランクと位置付けられているのが「玉露」。

「玉露」という名前の由来は、江戸の茶商である山本山の6代目が、茶葉を蒸してかき回していた時に、飴のような粘液が出てきて、その茶葉が露のように丸くなったことから「玉露」と名付けられたそうです。

玉露は「高級煎茶」と言われることもありますが、栽培方法は煎茶とは異なります

玉露は、葉を摘む前の2~3週間前後、菜園をワラなどで覆って日光を遮り、その後収穫します。

日光を避けることで、テアニンからカテキンへの生成が抑えられ、渋みが少なく、旨味の豊富なお茶となります。

玉露の効能は?

玉露には緑茶同様、カテキン、テアニン、カフェインの効能・効果があります。

煎茶に比較すると、玉露にはテアニンが多く、カテキンは少ないです。

また玉露にはカフェインが多いのが特徴で、コーヒーの約3倍多く含まれていると言われています。

過剰摂取だけは気を付けて、目覚めたい時、疲労回復したい時などに飲むと効果を得られるでしょう。

さらに、玉露にはビタミンやアミノ酸も豊富です。

特にビタミンCやビタミンEが多く、シミやシワ、くすみの改善などに効果があります。

玉露入りの化粧水や洗顔料などを使い続けると美白効果が期待できるそうですよ!

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抹茶とは?

抹茶の原料は「碾茶(てんちゃ)」と呼ばれるものです。

碾茶(てんちゃ)は、チャノキの葉を玉露と同じように収穫前に菜園をワラなどで覆い、日光を遮ります。

この期間は玉露より長く20日以上。

そして葉を摘み、蒸して、乾燥させます。

緑茶と違うのは、蒸した後に「揉む」という工程がないことです。

そして、出荷する直前に碾茶(てんちゃ)を石臼で挽いたものを「抹茶」と言います。

抹茶の「抹」という漢字には、「擦る」とか、「粉」という意味があります。

抹茶の効能は?

抹茶は緑茶などと違って、茶葉から抽出して飲むのではなく、茶葉そのものを石臼で挽いて溶かしたものをいただく為、豊富な栄養素を丸ごと体に取り入れることが出来ます。

その効果は、なんと緑茶の10倍以上という研究結果もあるそうです。

カテキンやタンニンによる美容・ダイエット効果の他、抹茶にはビタミン類、葉酸、カリウム、マグネシウム、亜鉛、銅などのミネラル類も他のお茶より豊富なので、美容にはぴったりのお茶と言えます。

また、抹茶1杯には35g分の食物繊維も含まれるので、腸内環境を整え、老廃物を排出するといった便秘解消にも効果があります。

また、テアニン含有量も多いので、リラックス効果も高いです。

これは、日本人ならわかる、あの感覚ですよね。

抹茶が今もなお愛され続けているのがわかります。

最後に

小さい頃、食事の後は必ず温かいお茶が出され、家族で飲んでいました。

その日によって、番茶やほうじ茶など種類は違ったのですが、今となっては、家族の健康を考えてのことだったんだな、としみじみ思うのです。

昔の日本では、食事の後のお茶、来客時のお茶などは日常でした。

そんな日本の伝統を、これからも残していきたいものですね!

ちなみに、チャノキからは紅茶やウーロン茶も作られるそうです!

チャノキで何役?すごいですね!